ファブリーズがなぜ危険なのか理解できる記事

ファブリーズがなぜ危険なのか理解できる記事

過去に、無精子症で不妊治療に苦しんだダイアモンド☆ユカイさんが、ファブリーズを1日にボトル半分(185ml)使用していたことが某雑誌で紹介されました。

ダイアモンド☆ユカイさんといえば、坂上忍さんや今田耕司さんらと並ぶ潔癖症であることがよく知られています。

特に潔癖症といわずとも、あれだけ爽やかなイメージのCMがお茶の間で繰り返し流されていれば、そこに潜むリスクそっちのけで多くの方が利用したくなる気持ちも分からないでもありませんが、やっぱりファブリーズは危険なのです。なにが危険なのか以下詳しくご説明します。

ファブリーズの成分で危険なのはこれだった

ファブリーズの成分で危険なのはこれだった

ファブリーズの成分で危険なのはこれだった

まずは、その成分をみていきましょう。

P&G myレシピドットコム よくあるご質問より

P&G myレシピドットコム よくあるご質問より

上から、「トウモロコシ由来消臭成分」「除菌成分」「水溶性凝集成分」「香料」「水」となっています。

「水溶性凝集成分」は、高分子ポリマーの一種で「ファブリーズ ハウスダストクリア」にしか使われておりませんし、香料と水についても今回は特に説明するほどのことでもないでしょう。

そうすると、残りの2つは「トウモロコシ由来消臭成分」と「除菌成分」です。

「トウモロコシ由来消臭成分」は、化学物質としては「β-シクロデキストリン」というものになります。

このβ-シクロデキストリンは、たしかにトウモロコシのデンプンから作られたものであり、食品添加物としても許可されているので、安全性は比較的高いと思われます。(原料のトウモロコシが遺伝子組み換えである点については話がブレるので、今回は触れないでおきます)

ということで、残るは1つ。

そうです。

特定除菌成分「Quat(クウォット)」です。

特定除菌成分「Quat(クウォット)」

特定除菌成分「Quat(クウォット)」

特定除菌成分「Quat(クウォット)」がどんな効果をもたらすのか

ファブリーズの特定除菌成分「Quat(クウォット)」とは、第四級アンモニウム塩(Quaternary ammonium compounds)という化学物質の総称です。

第四級アンモニウム塩は消毒薬、界面活性剤、柔軟剤、シャンプーなどの帯電防止剤に使われています。この物質は、ウイルスなどの細胞膜を破壊することにより様々な生物を破壊していきますが、当然、人にも、悪影響がたくさんあります。

  • 皮膚障害
  • 殺精子作用
  • 発がん性
  • 妊娠率低下
  • 肝臓障害
  • アレルギーアトピー性皮膚炎…etc

報告があるものとしては、症状として「吐き気」や「頭痛」が多いです。おそらく、噴霧した際に許容量以上の量を吸い込んでしまったのでしょう。

加えて、TwitterなどのSNSでも、このようなツイートもたくさん見かけるようになりましたね。

ペットの肝臓疾患というのは、本当に嫌ですね。人間でしたら、その手前で症状を訴えることはできても動物はできませんから、そこに至るまで何度も何度もツラい思いをしたかと想像するとやるせません。

クマ吾郎
ものを言えないのはペットだけではなく、赤ちゃんも同じですよね。
おぞの先生
たしかに。クマ吾郎の言うとおりですね。まぁ、もちろん、このような危険物質も摂取量次第なわけですが、少なくても、お子様やペットのいるご家庭では日常的に使うことは避けるべきです。

論より証拠〜ファブリーズを日常的に使うことは避けるべき事実としての情報

論より証拠〜ファブリーズを日常的に使うことは避けるべき事実としての情報

ファブリーズを日常的に使うことは避けるべき事実としての情報

実は、東京都でも2回の実験を行っています。1回目は2006年、2回目は2010年に行われました。海外雑誌「NATURE」に掲載された内容やその後の実験をご紹介します。(実験では製品名を隠して表現していますが、99.9%ファブリーズのことです)

そもそもなぜ東京都がこの実験を行うに至ったのかといいますと、

「厚生労働省が毒・劇物の使用基準を規制している中、ファブリーズもその規制対象だが、そもそも一般の人たちがファブリーズに書いてある安全な使用方法や容量を守っているか。そのあたりのこともあるので、どれくらいで危険なのかをこちらで調べてみますね」という趣旨です。(話を分かりやすくするために簡単に説明しています)

【実験1回目】
1回目の実験では、生後間もない赤ちゃんマウスに2mg/kg(体重1キロにつき2mg相当)のファブリーズ成分を飲ませると死亡率が上がることが分かりました。

【実験2回目】
2回目の実験では、ファブリーズに使われているQuat(第四級アンモニウム塩)の二種類の成分を突き止めて、赤ちゃんマウスと大人のマウスにその原液を飲ませたところ、赤ちゃんマウスは、1.25mg/kgでオスとメスともに死亡率が35%程度増加、生き残った赤ちゃんマウスも肝臓重量の低下、乳酸量の低下と血糖上昇、萎縮性の肝機能障害が確認されました。メスの場合は、さらに卵巣への影響も確認されました。大人のマウスは、2.5mg/kgで尿酸値の低下、血糖値の上昇が確認されました。
 
(情報ソース)
東京都健康安全研究センター研究年報 第57号(2006)和文要旨
東京都健康安全研究センター研究年報 第57号 2006
東京都健康安全研究センター研究年報 第61号 別刷 2010

偶然起こったことを後日の実験で証明したNATUREにも掲載された海外の共同研究

いくつかの実験をしている中で、偶然起こった問題ということで第四級アンモニウム塩の問題について書かれています。また、同じように第四級アンモニウム塩を使用して、マウスの生殖異常を確認した研究者と共同研究を行い、流産率の増加や精子異常などが起こることまで突き止めています。

最初にこの異常に気づいたのは、実験用マウスを別の施設に移動したときだったそうです。

新しい施設でマウスの交配を行ったところ、メスの10%しか妊娠をせず、しかも妊娠後期には多くの胎児が死亡しました。また、発達異常(生育が早すぎる、遅すぎる)もありました。マウスでこのような事態が起こることは滅多にありません。

※通常、マウスの出産率は60%程度とされています。

このようなことは、「私の研究生活過去13年間の中では考えられないことでしたが、新しい施設で実験を始めたところ、わずか数ヶ月でたくさん確認できました」と語っています。

これは何故だろうと考え、そして調べたところ、この研究所では、ケージの洗浄をするために使用している消毒液に第四級アンモニウム塩が含まれていることが分かりました。

あるマウス繁殖施設を管理しているマネージャーは、すでに第四級アンモニウム塩がマウスの繁殖活動に悪影響があることを知っており、施設から第四級アンモニウム塩を排除していました。

第四級アンモニウム塩は、ニオイもなく、使われた痕跡も残しませんが、現在あらゆる場所で使用されています。実験結果から考えると、卵巣や子宮、そして授乳に悪影響があると考えられます。第四級アンモニウム塩は、細胞膜に作用してすべてを破壊してしまう顕著な効果があると語られています。
 
(情報ソース)
ワシントン州立大学パトリシア・ハント博士 NATURE 2008年6月18日
バージニア-メリーランド大学獣医学部 テリー・フルベック博士
ハント博士とフルベック博士の共同調査(第四級アンモニウム塩の毒性がマウスの生殖異常を起こす)

噴霧量と危険な摂取量の目安について

噴霧量と危険な摂取量の目安について

噴霧量と危険な摂取量の目安について

これについては、MyNewsJapanが、信頼できる情報ソースをもとに大変有益な情報を公開していました。

いろいろな有害性が指摘されているが、実際の危険性を評価する場合、有害影響が出た量と、実際のばく露量を比べないといけない。アレルギーや目に入った場合の有害性も指摘してあるが、何より気になるのが生殖毒性だ。1日体重1㎏あたり3㎎の摂取で妊娠率、着床数、胎仔数が減少している。リスクを評価するには、ファブリーズに含まれるそれぞれの成分の濃度を知る必要がある。そこで、P&Gのお客様相談室に、製品中の除菌成分の濃度を尋ねたところ、「公表している以外の情報は非公開」だという。一方的に安全だと主張しておいて、それを検証するために必要な情報は出さないというのでは、信頼を得られないだろう。

MyNewsJapan:やっぱり危険だった!P&G『ファブリーズ』の除菌成分に生殖異常・精子減少リスク――汗や臭い対策の薬用化粧品でも使用

まったくそのとおりですね。
また、MyNewsJapanの調査によると、日本のファブリーズについては、「公表している以外の情報は非公開」ということから、仕方なく「FEBREZE FABRIC REFRESHER – ANTIMICROBIAL」という商品をベースに含有率を0.13%だと仮定して下記のような推察を行いました。

→370ml入りで「360回スプレーできます」と書いてあるので、1回の噴霧量は約1mlと仮定
→布団や枕等の推奨スプレー噴霧回数が15回だから15ml=15gとなる
→15gのファブリーズ液の内0.13%が抗菌成分だとすると20㎎となる
→動物実験での有害性が出た量から人の安全摂取量を計算するには安全係数をかける必要がある
→人が安全な摂取量の目安は0.003㎎/㎏となる。(体重50㎏の人の場合は、0.15㎎)
→15回噴霧した除菌成分(20㎎)の0.8%以上を吸いこんだら安全摂取量を超える。

特に、以前からファブリーズの話題があるところに必ずといっていいほど、「ファブリーズは飲まないから安全」などというまったく根拠のない自信をお持ちの方がいらっしゃいますが、噴霧したファブリーズをまったく吸引していないということは考えられません。「ファブリーズは飲まないから安全」などと考えている人がいるとすれば、是非、この数字を参考にされ今からでも遅くはありませんから、利用を中止するか、利用するのであれば何かしらの対策をおすすめします。

ファブリーズの異様な推奨使用回数

ファブリーズの異様な推奨使用回数

ファブリーズの異様な推奨使用回数

それにしても、ファブリーズの問題は、その成分的な危険性だけではなく、その異様なまでの推奨使用回数です。

ソファ→20回
カーペット→20回
布団・枕→20回
カーテン→20回
雨の日の洗濯・洋服に→10回
コート→10回
スーツ→10回(冬用は15回)
セーター→8回
マフラー・ストール→6回
手袋→4回
ニット帽→5回

どう考えてもこの回数は異常です。(ニオイがどうこうの前に、もはやビチャビチャになるレベルというツッコミはこの際おいておきましょう)

使用回数が増え、一度の使用量が多ければ多いほどリスクが高くなるものをこれだけ使わせようとするのは本当に危険なことです。おそらく勘が鋭い方は、当記事を読まずとも、なんとなくそんな感じがしていたことでしょうが、もはや「危険性は明らかである」の一歩手前、いや、半歩手前まで迫っておりますので、十分留意していただきたいと思います。

私自身、動物が大好きです。ペットは家族です。今は1匹の猫が家におりますが、昔は犬と猫を多頭飼いしていたときもあります。私のように、犬や猫だけではなく、うさぎや鳥と一緒に暮らしている方も少なくありません。個体が小さくなれば小さくなるほど、一般的には、有害成分の影響を受けやすい傾向にあります。また、動物は人間のように話すことができません。この記事が、大切な家族の健康を守るために、ファブリーズの利用を今一度よく考えていただくきっかけになれば、大変嬉しく思います。

おぞの先生
賢いフリをしている人たちは、「利口な人の理性ではなく、愚か者の感情に訴えろ。貧乏な者、病んでいる者、困窮している者ほど騙しやすい。都合の悪い情報は一切与えるな。都合のよい情報は拡大して伝えよ」なんてことを考えていますので、どうか皆様もそのことを忘れずにお願いいたします。